本記事ではハリネズミを飼う際の『回し車の必要性』と『危険なタイプの回し車』について、まとめていきます。
ブリーダーさんから聞いた内容で衝撃を受けた話のひとつで、回し車が原因で死んでしまうハリネズミもいるそうです。
ハリネズミはペットとしての歴史が浅く、生態については謎なことも多いので、参考までにどうぞ!
ハリネズミに回し車は必要?【結論:必要です】
ハリネズミの回し車の必要性についてですが、結論を先に言うと『必要』です。
運動嫌いで回し車を好まない子もいるようですが、基本的には設置してあげたほうが良いそうです。
理由は下記の2つです。
運動不足による肥満防止になる
ハリネズミも人間同様、食べ過ぎ、運動不足で太ります。
まん丸なハリネズミちゃんは可愛いですが、肥満は内臓への負担が大きくなり、病気の原因になります。
回し車を設置することは運動不足を解消し肥満防止になるため、回し車は必須アイテムでしょう。
ストレス発散になる
ハリネズミはストレスに弱い夜行性の生き物で、日中は暗闇で寝ていることが多いです。
1日のほとんどをケージの中で過ごすことになるため、回し車での運動はストレス解消になると言われています。
2020年6月29日時点で、うちに来て3日目のランボ(僕のハリネズミ)ですが、なんと新しいケージに引っ越してから30分後くらいには回し車で走っていました。
怪我のリスクがある回し車について【死亡例もある】
ハリネズミ用の回し車は、メーカーによってサイズや形状などが異なります。
ブリーダーさんから「こういうタイプは危険でオススメしない」という話を聞いたため、まとめていきます。
走る部分に穴があるタイプ【怪我の危険】
走る部分に穴があるタイプ(下記の画像参照)は、ハリネズミの足が挟まってしまい、怪我をするリスクがあるそうです。
そのため、もともと走る部分に穴がない回し車を買うか、穴を防ぐシートを併用して使うのが良いです。
回し車にバーが付いているタイプ【死の危険】
2つ目に危険なタイプは、回し車にバーが付いているタイプです。どのようなタイプかというと、上の画像のように乗り降りする際にハリネズミの障害になるタイプのことを指します。
実はこのタイプ、ハリネズミが回し車から降りようとした際、首にバーが当たって死亡する例もあるようです。

ただでさえ平均寿命が3年前後と短いハリネズミ。こういった事故で亡くなってしまうのはあまりにも可哀想です…。
【オススメ】ハリネズミ用の回し車を選ぶポイント
危険なタイプの回し車を紹介しましたが、どのような回し車を買えばいいのか?
ブリーダーさんの話と自分なりにネットで調べた情報をまとめていきます。
【大きさ】30cmほどのものを選ぼう
ハリネズミは片手に軽く収まる小さなイメージがありますが、実は成長するとけっこう大きくなります。
生まれてから半年ちょっとで成体になり、全長は20〜25cmほどで体重は500g前後くらいが平均のようです。
ハムスターくらいの大きさとイメージしていると、衝撃を受けますよね。
20cm前後の回し車も多く売られていますが、小さいとハリネズミが走る際に背中が沿った状態になってしまいます。ですので、30cmくらいの回し車を用意しましょう。
【音】サイレントなものがオススメ!
ハムスターを飼ったことがある方なら分かると思いますが、回し車で走っている間はけっこうな音がしますよね。
ハリネズミは夜行性の生き物で、多くの人が寝ている夜中に活発に動いています。
ケージを寝室から遠いところに置くなら話は別ですが、近くに置くなら極力音がしないタイプがオススメです。
我が家のハリネズミは、うちに来てから4日目(7月1日時点)ですが、部屋の明かりを消すと同時に回し車を使って走り出してます(笑)
- 飼い主の睡眠の妨げにならないよう、サイレントタイプを買うべきでしょう!
僕が買ったハリネズミの回し車はこれ!【アメリカ製】
ブリーダーさんからの話、大きさを加味した結果、僕はアメリカのペット関連会社である「Exotic Nutrition」が販売している『Silent Runner Wheel』を購入しました!
- 大きさは30cm!
- 回しても完全無音!
Amazonでも売られていますが、僕が調べた時点では約25,000円ほどでした。
しかし、Exotic NutritionのHP(リンクはこちら)から買えば、回し車につけられる別売アタッチメントと送料を合わせても1万円ほどで買うことができます!
実際に僕が買った際のレシートはこちら。
アメリカのサイトのため注文は全て英語で完了させないといけないですが、住所や名前を打つだけなので簡単です。
様々なタイプの回し車が売られていますが、サイレントタイプで30cmほどの大きさのものを選びましょう!
ハリネズミ用の回し車の解説まとめ
ハリネズミの運動不足、ストレス解消のため、回し車は是非買ってあげましょう。
YouTubeやSNSを見ていると、穴空きでバーが付いているタイプの回し車を使っている方を多く見ます。
しかし、怪我や死のリスクが0ではない以上、個人的にはオススメしません。
予算やケージの大きさなどで制限があるとは思いますが、安全に使えてかつ30cmほどの回し車を可愛いハリネズミちゃんに用意してあげましょう♪
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